応用編 その3



画像サイズの変更
作例では画像サイズは800x600を使って説明してきましたが、もちろん、それ以外のサイズにすることは可能です。ここでは、それについての説明をしていきます。



 まず最初に、設定できる画像のサイズの説明をします。
設定可能な画像サイズはビルド形式によって異なります
PC用exeファイルは横長の固定数値WebGLは縦長横長など自由な形にすることができます

設定可能な画像サイズ
PC用exeファイル 640x480 720x480 800x600 1024x768
1152x864 1280x720 1280x768 1280x800
1280x960 1280x1024


4;3、16:9の固定サイズが基本
WebGL 一辺の長さが 400pix 〜 1280pix

一辺の長さが最低400pix以上なら縦長・横長・正方形とどの形でも可能です。上限はないですが、大きすぎるのも問題がありますので、1280pixまでが推奨です。


それでは、実際作っていきます。今回は 横幅480×縦幅640 の縦長画像で、WebGLで書き出すことを想定して説明していきます。



縦長の画像を用意して、Projectに読み込み、画像設定を行ってください。(細かい説明はもう何度もやっていますので省略します)


 
どのシーンでも構いませんので、Gameウィンドウを開いて、上図の部分をクリックしてください。(Sceneウィンドウではないのでご注意を)


希望の画像サイズ(ここでは480x640)を選択してください。なお、サイズがない場合はその下の(+)を押してTypeを[FixedResolution]にして、その下の項目に希望サイズをいれて[OK]を押してください。


あとは、今までと同じようにして作成していけばOKです。
なお、SceneとGameウィンドウで画像がずれてしまってますが、プレイボタンを押してゲームを実行すると自動で位置・サイズを合わせてくれますので、気にせず作り続けてください。





PlayerSettingsで画像サイズを記入し、書き出すと完了です。



◆目次へ戻る◆




地雷の手動設置
普通は地雷はランダムで設置されますが、この機能を使うと好きな場所に地雷を設置することができます。大事な部分を隠すように地雷を設置し、クリアして初めて大事な部分が見えるという使い方ができます。


手動設置のやり方ですが、まずは[Stage]シーンを開いて今まで通り作ってください。その後、プレイボタンを押してゲームを実行させてください。



セルにカーソルを合わせ キーボードの[Space]を押すと、そのセルに地雷が設置され、Consoleにその設置したセルの番号(CellNo_)が表示されます。

これを踏まえて、セルに地雷を設置していき、Consoleに出てくるセル番号(CellNo_)を全てメモしてプレイを止めてください。

※設置する時、おそらく前面よりも後面の画像を表示した方が設置しやすいと思いますが、その場合は前面([--FrontImg--])に一時的に後面画像を設置して表示してください。

※この手動設置操作は エディタ上でしか動作しません。ビルドした後のゲーム本体だとこの操作は無効になりますので安心してください。






次に、Hierarchyから[--UserConfig--]を選択してコンフィグ設定を表示し、その中の[地雷の手動設置 (cManualMineSet)] の [Size] に、まずは設置した地雷の総数を入力してください。すると入力した数値だけ項目が増えますので、各項目(Element◯)に、先ほどメモしたセル番号を入力してください。これで手動設置は完了です。

なお、手動設置する地雷は、その上の [地雷の総数(cMineTotal)] で用意した地雷から差し引いて使用します。余った地雷は、設置しなかったセルに自動でランダム配置されます。また、当然ですが 地雷総数よりも手動設置数の方が上回るとエラーが出てきます。


あとはプレイボタンを押してゲームを実行し、わざと地雷を引いて希望の場所に設置されているかを確かめてください。


 
※補足

手動設置は基本 自由な場所に設置して構いませんが、適当に設置してしまうと場合によっては難易度が一気に跳ね上がってしまいます。理不尽と言われないよう、ここでは 地雷の設置のコツについて説明します。ネタでない限り、この設置は控えたほうがいいでしょう。

画像で赤い範囲は絶対にやらないほうがいいレベル、黄色い範囲は控えたほうがいいレベルのものです。



@:空洞を作るような設置

右は斜めに通り道があるのでまだイエローゾーンですが、左は運でないとまず無理なレッドゾーンです。このような場合は必ず空洞を埋めましょう。



A:安全セルが細長くなるような配置

画面端とかで、安全セルが細長くなってしまうのもNGです。この間にランダム配置された地雷があると難しくなり、場合によっては@のような空洞ができやすくなってしまいます。画面端からはできるだけ3セル以上空けるか、難しい場合は逆に埋めてしまいましょう。



B:凹

これは注意レベルですが、凹になるような配置も控えたほうがいいです。
目安は安全セルの周り8セルの内5つ以上が地雷になるようなもの(そのセルを開いたときに[5]以上が表示されるもの)です。
もしこの上にランダム地雷が来ると@のような空洞ができてしまいます。



 

◆目次へ戻る◆




上級編へ →





presented by